Speakflowの代替|チーム機能が要らないなら

Wendy Zhang · 2026年9月3日 · 約7分で読めます

ブラウザ型のプロンプターで原稿を表示している画面

Speakflow の月額は、チームで使う機能に対する料金です。複数人で同じ原稿を編集する、原稿を共有してレビューを受ける、そして一人が遠隔でスクロールを操作しながら別の人が読む——この最後の機能は他のブラウザ型プロンプターにはありません。制作会社や代理店の現場では意味のある機能です。一人で撮影しているなら、この部分を使っていないことになります。判断はここだけです。

Speakflow が何に強いのか

ブラウザで動くプロンプターで、通信があればどの端末からでも開けます。中心的な価値はチームでの制作に置かれています。

  • 原稿の共同編集。複数人が同じ原稿を編集できます。
  • 原稿の共有とレビュー。下書きを共有して確認をもらう流れが組み込まれています。
  • 遠隔での操作。読む人とは別の人がスクロール速度をその場で調整できます。放送のプロンプターと同じ役割分担を、ブラウザで実現しています。

無料プランには使用量の制限があり、チームや代理店向けの有料プランが用意されています。2026年時点で個人向けの有料プランは月額 $16 前後です(金額は改定されることがあるので契約前に公式サイトで確認してください)。インターフェースは整っていて、プロンプターという用途に集中した作りです。

一人で使うと使わない機能

上の3つは、いずれも2人以上いることが前提の機能です。一人で撮影する場合、共同編集する相手がいなく、レビューを受ける相手もおらず、スクロールを操作するのは自分です。

残るのは「原稿をブラウザで流す」という部分で、これは無料のツールでも同じことができます。つまり月額を払っている中身のうち、実際に使っているのが最も基本的な機能だけという状態になります。

加えて、一人での撮影ではブラウザ型であること自体が制約になります。撮影しながら読むとき、ブラウザはカメラの映像に原稿を重ねられません。別のカメラアプリを開いて2つのウィンドウか2台の端末を扱うことになります。通信のない場所では開けません。

チームで使うなら払う理由がある

逆に、次のような体制なら Speakflow の料金は機能に対する対価として妥当です。

  • 原稿を書く人と読む人が別。共同編集とレビューの流れがそのまま使えます。
  • 撮影に操作担当がいる。読む人の息づかいに合わせて速度を調整できるのは、一定速度の自動スクロールとは質が違います。放送の現場が人力でやっているのはこのためです。
  • 複数の案件を並行して回している。原稿がクラウドで一元管理されるほうが、端末内保存より運用に合います。

この3つのうち2つ以上に当てはまるなら、代替を探す前に自分の使い方を確認したほうがいいです。無料のアプリに移ると、この部分の仕組みがなくなります。

一人で使う場合の代替

必要なのは3つだけになります。原稿が読める大きさで表示されること、速度を自分で変えられること、視線がレンズから離れないこと。

iPhone アプリiPad アプリMac アプリ はいずれも無料で、アカウント登録も不要です。撮影中の映像に原稿を重ねるカメラモードがあるので、一人での撮影では視線の条件がブラウザ型より良くなります。原稿は端末内に保存されるので、通信のない場所でも開けます。

インストールせずに試すなら ブラウザ版 があります。こちらも無料で、登録は不要です。

移行するときにやること

  1. 解約する前に原稿を全部コピーする。クラウド上の原稿は、プランを解約するとアクセスできなくなる場合があります。テキストをまとめて取り出しておいてください。
  2. 共有していた相手に伝える。チームで原稿を共有していた場合、移行後は共有の仕組みがなくなります。原稿の受け渡し方法を決めておく必要があります。
  3. 速度を設定し直す。日本語の読み上げは1分あたり300文字が基準で、収録では250〜280文字あたりから始めると落ち着いて読めます。自分の速さは 話す速度の計算ツール で測れます。

決め方

質問は1つです。撮影のとき、あなた以外に人がいますか。

いるなら Speakflow の機能が効きます。いないなら、月額の大半は使っていない機能に対する支払いです。一人での撮影に絞れば、無料のアプリで同じ——カメラモードがあるぶん視線については、より良い結果になります。

よくある質問

Speakflow とは何ですか?

ブラウザで動くプロンプターで、制作会社や代理店、映像制作チームでの利用を中心に設計されています。強みはチーム機能で、複数人での原稿の共同編集、原稿の共有とレビュー、そして一人が遠隔でスクロールを操作しながら別の人が読む——この3つです。無料プランには使用量の制限があります。

Speakflow の料金はいくらですか?

2026年時点で個人向けの有料プランは月額 $16 前後です。無料プランは使用量に制限があり、チームや代理店向けのプランも用意されています。金額は改定されることがあるので契約前に公式サイトで確認してください。

一人で使う場合、Speakflow は必要ですか?

使う機能が限られます。共同編集する相手がいなく、レビューを受ける相手もおらず、スクロールを操作するのは自分です。残るのは「原稿をブラウザで流す」という部分で、これは無料のツールでも同じことができます。加えてブラウザ型なので、撮影中の映像に原稿を重ねられず、通信のない場所では開けません。

Speakflow を使い続けるべきなのはどんな場合ですか?

原稿を書く人と読む人が別、撮影に操作担当がいる、複数の案件を並行して回している——このうち2つ以上に当てはまる場合です。とくに読む人の息づかいに合わせて別の人が速度を調整できることは、一定速度の自動スクロールとは質が違います。放送の現場が人力でやっているのはこのためです。

移行するときに気をつけることは?

3点です。解約する前にクラウド上の原稿を全部コピーしておく(解約後はアクセスできなくなる場合があります)、チームで共有していた場合は原稿の受け渡し方法を決めておく、そして速度を設定し直す。日本語は1分300文字が基準で、収録では250〜280文字あたりから始めてください。

無料の代替で何が使えますか?

iPhone・iPad・Mac のアプリはいずれも無料で、アカウント登録も不要です。撮影中の映像に原稿を重ねるカメラモードがあるので、一人での撮影では視線の条件がブラウザ型より良くなります。原稿は端末内に保存されるので通信のない場所でも開けます。インストールせずに試すならブラウザ版もあります。

Wendy Zhang Wendy ZhangWendy Zhang は Teleprompter-Scrolling Scripts を個人で開発している。重すぎる、高すぎる、あるいは開くのに通信が必要なテレプロンプターアプリを渡り歩いた末に、自分で作ることにした。自分を撮ることの仕組み——スクロールの速さ、原稿の書き方、そして一度のテイクが使えるものになるかどうかを決めるアプリ側の判断——について書いている。

一人で撮るなら、無料で足りる

カメラモードで原稿が映像に重なります。通信がなくても開けて、登録も不要です。

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